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靴の選び方

大学入学式の靴|男子の革靴・女子のパンプスの選び方と靴ずれ対策

公開日 文・足もとマガジン編集部

結論から言うと、大学入学式の靴は、男子は黒の紐付き革靴、女子は黒のシンプルなパンプスを選ぶと安心です。就活でも使うなら、男子は内羽根のストレートチップかプレーントゥが選びやすいです。女子は、ヒールが低めでかざりの少ないパンプスが選びやすいとされています。この記事では、男女別の靴の選び方と、試着や慣らし履きのコツを解説します。

結論

男子は黒の紐付き革靴、女子は黒のシンプルなパンプスが基本です。式の数日前から履き慣らしておくと、当日の靴ずれ対策になります。

大学入学式の靴の基本:スーツに合わせる黒の革靴

大学の入学式は、服装の指定がない場合も多いものの、スーツで出席するのが一般的とされています。紳士服のAOKIの解説でも、男女ともにスーツが定番のスタイルとして紹介されています。靴はスーツに合わせて、黒の革靴やパンプスを選ぶのが一般的です。本革でなく合成皮革の靴でも、問題ないとされています。

服装の決まりは大学によって違います。入学案内に服装の指定があれば、そちらを優先するのがおすすめです。

入学式だけか、就活でも使うかで選び方が変わる

靴を選ぶ前に、入学式のあとにどう使うかを考えておくと迷いにくくなります。

使い方 選び方の目安
就活でも使う 就活でも浮かない定番の形を選ぶ。男子は内羽根のストレートチップかプレーントゥ、女子はプレーンな黒のパンプス
入学式だけ 式の1日を快適に過ごせることを優先する。手頃な価格の靴でもよいという考え方もある
私服とも合わせたい 男子はプレーントゥやローファー、女子はローファーや低めのパンプスなど、普段着にもなじむ形を選ぶ

就活の時期に、あらためて靴を用意する方法もあります。入学式の時点で、無理に「一生ものの1足」を選ぶ必要はありません。

スニーカーやブーツは避けたほうが無難

スーツにスニーカーやブーツを合わせると、式典の場ではカジュアルに見えやすくなります。スーツで出席するなら、靴も革靴かパンプスにそろえるのがおすすめです。服装の指定がない大学でも、多くの新入生はスーツで出席すると言われています。迷ったら、革靴かパンプスを選んでおくと安心です。

男子の靴:黒の紐付き革靴を選ぶ

男子の入学式の靴は、黒の紐付き革靴が基本です。同じ黒の革靴でも、紐の通る部分やつま先のデザインで印象が変わります。ここでは、革靴を初めて買う方に向けて、デザインの違いを紹介します。

内羽根と外羽根の違い

「羽根」とは、紐を通す穴が並んだ部分のことです。羽根のつくりによって、革靴は「内羽根」と「外羽根」の2つに分けられます。

  • 内羽根(うちばね): 羽根が靴の甲の革の下に入りこみ、V字に閉じるつくりです。すっきりした見た目で、よりフォーマルとされています
  • 外羽根(そとばね): 羽根が甲の革の上にのり、外側に開くつくりです。紐をゆるめると大きく開くため、甲まわりを調整しやすいつくりです

リーガルの就活向けの解説では、フォーマルな場にもっとも適したデザインとして内羽根を挙げています。冠婚葬祭にも使いたいなら、内羽根が選びやすいでしょう。一方で、就活では外羽根でも問題ないとする販売店もあります。足の甲が高い方には、甲まわりを調整しやすい外羽根が合う場合もあります。試着して、甲が窮屈に感じないほうを選ぶのがおすすめです。

つま先のデザイン:ストレートチップ・プレーントゥ・Uチップ

つま先のデザインにも、いくつか定番の種類があります。比べやすいよう、紐のないローファーもあわせて並べました。

デザイン 見た目 入学式 就活
ストレートチップ つま先に横一文字の切り替えがある ◎ ◎
プレーントゥ つま先に切り替えやかざりがない ◎ ○
Uチップ 甲からつま先にかけてU字の縫い目がある ○ △
ローファー 紐がなく、甲に帯状のかざり(サドル)があるものが多い △ ×

表の評価は、リーガル・マドラス・AOKIなどの靴やスーツの販売元による解説をもとにした目安です。

ストレートチップは、もっともフォーマルなデザインとされ、冠婚葬祭にも使える定番の形です。プレーントゥはストレートチップよりややカジュアルですが、就活でも問題なく履けるとされています。スーツと私服のどちらにも合わせやすいデザインです。Uチップは、ビジネス用の革靴の中ではややカジュアル寄りとされています。

ローファーやスリッポンでもよい?

ローファーやスリッポンは、紐がなく脱ぎ履きしやすい靴です。ただし、紐付きの革靴よりカジュアルに見られやすく、就活には向かないとされています。入学式のスーツに合わせる靴としても、ローファーは避けたほうがよいとする販売店があります。就活でも使う予定があるなら、紐付きの革靴を選んでおくと安心です。

靴下とベルトの色もそろえる

靴下は、黒か濃紺などの無地が、スーツや靴になじみやすいです。白や明るい色の靴下は、ダークカラーのスーツから浮きやすいので避けたほうが無難です。くるぶし丈の靴下は、座ったときにすねが見えてしまいます。ふくらはぎまで隠れる長さの靴下を選ぶと安心です。ベルトも、靴と同じ黒の革を選ぶと、全体の印象がまとまりやすくなります。

女子の靴:黒のシンプルなパンプスを選ぶ

女子の入学式の靴は、黒のシンプルなパンプスが基本です。黒のパンプスなら、パンツスーツとスカートスーツのどちらにも合わせやすいでしょう。

ヒールの高さは3〜5cmほどが目安

入学式のパンプスは、ヒールの高さ3〜5cmほどが目安です。AOKIの解説では、入学式のパンプスの目安を3〜5.5cmほどとしています。リーガルの解説でも、就活のパンプスは3〜5cmほどが目安とされています。入学式の日は、式典のほかに移動や説明会で長く歩くことがあります。ヒールが高くなるほど脚への負担も増えるため、歩きやすさを優先して選ぶのがおすすめです。パンプスに慣れていない方は、3〜3.5cmほどの低めのヒールでも問題ないとされています。

つま先の形・ヒールの太さ・素材

  • つま先の形: 丸みのあるラウンドトゥや、角ばったスクエアトゥなど、シンプルな形が合わせやすいです
  • ヒールの太さ: 細いピンヒールより、太めのヒールのほうが安定しやすいと言われています
  • 素材: 光沢をおさえた革や合成皮革が、スーツになじみやすいです。就活ではエナメルやスエードは避けるのが無難とされています
  • かざり: リボンや金具などのかざりがないプレーンなデザインは、就活でも使いやすいとされています

足がパンプスの中で前にすべりやすい方は、ストラップ付きのパンプスも選択肢になります。

ローファーやフラットシューズでもよい?

大学や専門学校によっては、服装の自由度が高い場合もあります。服装の指定がなければ、ローファーやヒールがほとんどないフラットシューズを選ぶ方法もあります。ただし、スーツで出席するなら、ヒールのあるパンプスのほうがきちんとした印象になります。就活でもパンプスが一般的とされているため、1足用意しておくと安心です。

サイズ選びと試着のポイント

入学式の靴選びで大切なのは、デザインよりもサイズが合っていることです。サイズが合わない靴は、当日の靴ずれや疲れにつながりやすくなります。ネットで買う場合も、一度は店頭で試着してサイズを確かめておくのがおすすめです。

試着は当日と同じ靴下・ストッキングで

試着するときは、当日と同じ厚さの靴下やストッキングを用意しておきましょう。靴下の厚さが変わると、靴の中のゆとりも変わります。足は、朝より夕方のほうがむくみやすいと言われています。伊勢市の健康福祉部健康課の資料でも、夕方に当日と同じ靴下で試着することを勧めています。

つま先・かかと・甲の3か所を確かめる

靴を履いたら、両足で立って次の3か所を確かめます。

  • つま先: 指先が靴に当たらず、指を軽く動かせるか
  • かかと: 歩いたときに、かかとが大きく浮かないか
  • 甲: 甲まわりが強く締めつけられたり、すき間が空きすぎたりしないか

先ほどの伊勢市の資料では、いちばん長い指とつま先の間に0.5〜1.0cmほどのゆとりがあることを目安にしています。片足だけでなく、両足とも履いて店内を少し歩いてみるのがおすすめです。

紐付きの革靴は紐を締め直してから歩く

紐付きの革靴は、紐を締め直してから試着しないと、サイズを正しく判断しにくくなります。まず紐をゆるめて足を入れ、かかとを靴のうしろに合わせます。つま先側から順に紐を引いてゆるみをとり、甲に軽くフィットさせてから歩いてみてください。

スーツより先に靴を買うと、裾丈を合わせやすい

スーツのパンツの裾丈は、合わせる靴を履いた状態で測るのが基本とされています。女性の場合は、パンプスのヒールの高さでも丈の見え方が変わります。先に靴を用意して、スーツの採寸のときに持っていくのも1つの方法です。

入学式までに慣らし履きをしておく

新しい革靴やパンプスは、最初は革が硬く、足に当たりやすいことがあります。入学式の当日に初めて履くのではなく、数日前から少しずつ慣らしておくのがおすすめです。

  1. 家の中で短い時間だけ履く

    まずは室内で履いて、立ったり歩いたりしてみます。足に当たる場所や、かかとの浮く場所がないかを確かめます。

  2. 近所を少し歩いてみる

    室内で気になる場所がなければ、近所の買い物などで短い時間だけ外を歩きます。

  3. 当日と同じくらいの長さ、履いて出かける

    入学式の日は、移動もふくめて長い時間を靴で過ごします。本番の前に一度、長めの外出で履いておくと、当たる場所を確かめられます。

よくある失敗・注意点

  • 前日に初めて履く: 新しい靴は足になじむまで時間がかかります。当日の靴ずれを避けるためにも、慣らし履きの時間をとっておきましょう
  • 大きめのサイズを選ぶ: 足が靴の中で動くと、かかとがこすれて靴ずれしやすくなります。つま先とかかとを確かめて、ぴったりのサイズを選ぶのがおすすめです
  • ヒールが高すぎる: 見た目を優先して高いヒールを選ぶと、長い一日で疲れやすくなります
  • 試着せずにネットで買う: 同じサイズ表記でも、靴によって履き心地は違います。届いたら早めに家で履いて、合わなければ交換できるようにしておきましょう
  • 就活で使えないデザインを選ぶ: 就活でも使うつもりなら、かざりの少ない定番の形を選んでおくと買い直しを減らせます

よくある質問

大学の入学式にスニーカーで行ってもよいですか?

服装の指定がなければ、スニーカーで出席する人もいるようです。ただ、スーツで出席する人が多い場では、スニーカーはカジュアルに見えやすくなります。スーツを着るなら、革靴かパンプスを合わせるのがおすすめです。

大学入学式の靴は就活でも使えますか?

男子は黒の内羽根のストレートチップかプレーントゥ、女子はかざりのない黒のパンプスを選べば、就活でも使いやすいとされています。ローファーなど紐のない靴は、就活には向かないとされています。

入学式の靴はいつごろ買えばよいですか?

慣らし履きや、合わなかったときの交換の時間をとれるよう、早めに用意しておくと安心です。スーツの裾丈を靴に合わせるなら、スーツより先に靴を買っておくのも1つの方法です。

まとめ

大学入学式の靴は、男子は黒の紐付き革靴、女子は黒のシンプルなパンプスが基本です。就活でも使うなら、男子は内羽根のストレートチップかプレーントゥ、女子はかざりのないパンプスが選びやすいでしょう。試着でサイズを確かめ、式の数日前から履き慣らしておくと、当日を落ち着いて過ごせます。

保護者の方の靴選びは、卒業式・入学式のママの靴で紹介しています。卒業式で袴を着る予定の方は、卒業式の袴に合わせる靴もあわせて読んでみてください。