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靴のサイズ

靴のサイズの平均は何cm?日本人の男女別・年代別の足のサイズ

公開日 文・足もとマガジン編集部

木の床に並んで立つ、大きさの少し違う大人の素足2組

結論から言うと、日本人の足のサイズ(足長)の平均は、男性が約25.5cm、女性が約23.3cmです。これは、ZOZOが2020年に公表した、16歳以上の約94万人の計測データにもとづく数字です。この記事では、自分の足が大きいのか小さいのか知りたい方や、贈り物の靴のサイズに迷っている方に向けて、日本人の足のサイズの平均を紹介します。男女別の足幅や足囲、研究機関のデータで見る年代別の違いと分布、平均から見る靴のサイズの目安と、数字を比べるときの注意点もまとめました。

結論

日本人の足長の平均は、男性が約25.5cm、女性が約23.3cmです。日本の靴のサイズは足の長さで表すため、靴のサイズの目安としては男性25.5cm、女性23.5cm前後になります。ただし平均はあくまで目安なので、自分の足を測ってから靴を選ぶのがおすすめです。

日本人の足のサイズの平均(男女別)

まずは、大人の足のサイズの平均を、出典ごとに見ていきましょう。

約94万人の計測データ(ZOZO・2020年)

ファッション通販のZOZOは、マットに足を乗せてスマートフォンで撮影し、足を3Dで測る「ZOZOMAT」の計測データから、日本全国の足の平均サイズを公表しています。対象は2020年2月27日から5月31日までに測った16歳以上の937,718名で、内訳は男性410,256名、女性527,462名です。性別や年齢は、計測のときに利用者が入力した情報です。

足の長さ(足長)の平均は、次のとおりです。

区分 左足 右足
男女全体 24.3cm 24.2cm
男性 25.5cm 25.4cm
女性 23.3cm 23.3cm

出典:ZOZO「『ZOZOMAT』の計測者数、100万人を突破!足の3D計測データから分析した、日本全国の『平均足型』と『足の平均サイズ』を初公開!」(2020年6月11日)。数値は同時に公表された「ZOZOレポ#1」に載っています。

足長は、かかとの後ろの端から一番長い指の先までの長さです。靴のサイズを選ぶときの基本になる数字です。

足幅・足囲・甲の高さの平均

同じZOZOのデータでは、長さ以外の4つの数字も公表されています。足囲は、親指の付け根と小指の付け根を通る足まわりの長さです。日本の靴は、JIS(日本産業規格)で決められた足長と足囲で大きさを表します(出典:福ナビ「自分に合った靴の選び方」)。靴の「E」「2E」などのワイズ(幅)は、この足囲にあたる表示です。

区分 足幅 足囲 かかと幅 足甲高さ
男性(左足) 10.4cm 24.7cm 6.7cm 6.4cm
男性(右足) 10.4cm 24.8cm 6.7cm 6.4cm
女性(左足) 9.5cm 22.6cm 6.1cm 5.8cm
女性(右足) 9.5cm 22.7cm 6.1cm 5.8cm

出典:ZOZO(同上)

このデータでは、足囲の平均は男性も女性も足長より1cm弱短い数字です。ワイズの決め方や、足囲の表の見方は靴サイズの選び方で詳しく紹介しています。

研究機関の計測データ(産総研・1991〜92年)

国の研究機関である産総研(AIST)は、日本人の体の寸法を測ったデータベースを公開しています。「AIST人体寸法データベース1991-92」では、足の計測器や巻尺を使い、両足に体重をかけて立った姿勢で足を測っています。対象は18〜29歳の青年と、60歳以上の高齢者で、男性は1991年、女性は1992年に測っています。

18〜29歳の足の平均は、次のとおりです。

区分 足長 足幅 足囲
男性 25.4cm(254.4mm) 9.9cm(99.4mm) 25.0cm(249.5mm)
女性 23.3cm(232.8mm) 9.1cm(90.5mm) 23.2cm(232.0mm)

出典:産総研「AIST人体寸法データベース1991-92」(足長-直接、足幅-直接、足囲)。足長の計測人数は男性212名、女性202名です。

30年以上前のデータですが、足長の平均はZOZOのデータとほぼ同じです。2つの出典から、大人の足長の平均は男性で25cm台半ば、女性で23cm台前半と考えてよさそうです。

年代別に見る足のサイズの平均

年代による違いは、産総研のデータで比べられます。ZOZOの公表資料には、年代別の数字は載っていません。

18〜29歳と60歳以上の比較

区分 足長 足幅 足囲
男性 18〜29歳 25.4cm 9.9cm 25.0cm
男性 60歳以上 24.2cm 10.0cm 25.0cm
女性 18〜29歳 23.3cm 9.1cm 23.2cm
女性 60歳以上 22.6cm 9.2cm 23.7cm

出典:産総研「AIST人体寸法データベース1991-92」。60歳以上の足長の計測人数は男性50名、女性48名です。

60歳以上のグループは、足長の平均が男性で約1.2cm、女性で約0.7cm短くなっています。一方で、足幅と足囲はほぼ同じか、女性ではやや大きい数字です。年代によって、足の長さに対する幅や足まわりの割合は違うようです。

ただし、これは同じ人を追いかけて測ったデータではありません。生まれた年代が違う人どうしを比べているため、「年をとると足が短くなる」とまでは言えません。60歳以上は人数も少ないので、目安として見ておきましょう。

子どもの足のサイズ

子どもの足は成長に合わせて大きくなるため、大人の平均とは分けて考えます。年齢別の目安や、つま先のゆとりの考え方は子どもの靴のサイズで紹介しています。

平均から見る靴のサイズの目安

足のサイズの平均がわかったところで、靴のサイズに置き換えてみましょう。

日本の靴のサイズは「足の長さ」で表す

日本の靴のサイズは、JIS(日本産業規格)にもとづき、靴そのものの長さではなく、合う足の長さで表します。足長に最も近い0.5cm刻みのサイズが目安とされています(出典:福ナビ「自分に合った靴の選び方」)。

平均の数字にあてはめると、次のようになります。

区分 足長の平均 靴のサイズの目安
男性 25.4〜25.5cm 25.5cm
女性 23.3cm 23.5cm

ただし、これは日本のcm表記の場合です。海外ブランドのUSサイズやEUサイズは、靴の型の大きさをもとにしているため、同じ考え方では置き換えられません。海外表記の換算は靴のUSサイズとEUサイズの記事をご覧ください。

本人が答えた革靴のサイズで多かったもの

少し古い研究ですが、大人が自分で答えた革靴のサイズを調べたものがあります。成人男性149名、女性178名の足を測り、本人が答えた靴のサイズと比べた研究です。本人が答えたサイズのうち、最も多かったのは男性が25.0cmの3E(EEE)、女性が23.0cmの2E(EE)でした。出典は、大塚斌ほか「日本人成人の足の計測値からみた革靴の適正サイズと自称サイズの一致度」(日本家政学会誌 43巻4号、1992年)です。

この研究では、足長のサイズは知っていても、足囲(ワイズ)のサイズは知らなかった人の割合は、男性38%、女性59%だったと報告されています。

自分の足は大きい?小さい?分布で確かめる

平均は「真ん中あたり」を示す数字です。自分の足がどのくらいの位置にあるかは、分布で見るとわかりやすくなります。

次の表は、産総研のデータで、18〜29歳の足長を小さい順に並べたときの位置(パーセンタイル)です。たとえば「90%」の列は、10人中9人がその長さ以下だという意味です。

区分 10% 25% 50% 75% 90%
男性 18〜29歳 24.0cm 24.8cm 25.4cm 26.2cm 26.8cm
女性 18〜29歳 22.0cm 22.6cm 23.3cm 23.9cm 24.4cm

出典:産総研「AIST人体寸法データベース1991-92」(足長-直接)

この表で見ると、18〜29歳の男性の8割ほどは、足長が24.0〜26.8cmの間に入ります。女性の8割ほどは、22.0〜24.4cmの間です。女性で24.5cm以上、男性で27cm以上の人は、このデータでは大きいほうの1割に入ります。

平均の数字を見るときの注意点

足のサイズの平均を調べると、記事によって数字が少しずつ違うことがあります。数字を比べるときは、次の点に気をつけましょう。

データによって測り方が違う

足のサイズは、どの機械で、どの姿勢で、どこからどこまでを測るかによって数字が変わります。たとえば、ZOZOはスマートフォンで撮影する3D計測、産総研は計測器や巻尺を使った手作業の計測です。足幅の平均がZOZOでは男性10.4cm、産総研では9.9cmと違うのは、測り方や対象者(年齢・計測年)の違いが影響していると考えられます。出典の違う数字を並べて「大きくなった」「小さくなった」と判断するのは避けましょう。

左右で大きさが違う

ZOZOのデータでは、男性の足長の平均が左足25.5cm、右足25.4cmと、左右で違っていました。一人ひとりで見ると、左右の差がもっと大きい人もいます。アシックスは、両足を測り、大きいほうの足に合わせて靴を選ぶよう案内しています(出典:アシックス「足のサイズ測り方・シューズサイズ表」)。

時間帯や姿勢で大きさが変わる

足の大きさは、1日のなかでも変わります。東京都立皮革技術センター台東支所の資料では、健康な人でも、日常生活のなかで足の体積が4〜8%以上も変わることが報告されていると紹介されています。体重をかけて立つと足が横に広がり、足囲が大きくなることも説明されています(出典:「靴のフィッティング問題について(1)」)。自分の足を測るときや試着するときは、立った姿勢で確かめるのがおすすめです。三重県伊勢市の健康課の資料では、朝より足がむくみやすい夕方に靴を合わせるよう勧めています(出典:伊勢市「自分の足にあった靴を選びましょう!」)。

自分の足のサイズを知らない人は多い

ZOZOがZOZOTOWNの利用者23,734名に行ったアンケートでは、自分の足の大きさ(かかとからつま先までの長さ)を知らないと答えた人が83%でした。足の幅(2E、3Eなど)を知らないと答えた人も81%いました(出典:ZOZO「ZOZOレポ#1 靴の買い方に関するアンケート」2020年6月11日)。「いつも履いている靴のサイズ」と「自分の足のサイズ」は、同じとは限りません。平均と比べる前に、まず自分の足を測ってみましょう。

自分の足のサイズを測る方法

自宅でも、紙と定規、メジャーがあれば足のサイズを測れます。ここでは要点だけを紹介します。詳しい手順は靴サイズの選び方をご覧ください。

  1. 素足で、両足に体重をかけて立つ

    靴下を履くと、そのぶん数字が大きくなります。アシックスは、綿の靴下で長さが約1.5mm、足囲が約5mm大きくなると案内しています。

  2. かかとから一番長い指の先までを測る

    紙の上に立ち、かかとの後ろの端と一番長い指の先に印をつけて、その間を測ります。これが足長です。

  3. 親指と小指の付け根を通る足まわりを測る

    メジャーを足の一番広いところに回して測ります。これが足囲で、ワイズを選ぶときの目安になります。

  4. 左右とも測り、大きいほうを基準にする

    左右の大きさは違うことがあるため、両足を測ります。靴を選ぶときは、大きいほうの足に合わせるのが基本です。

よくある質問

男性の靴のサイズの平均は何cmですか?

ZOZOが2020年に公表した16歳以上の計測データでは、男性の足長の平均は左足25.5cm、右足25.4cmでした。日本の靴のサイズは足の長さで表すため、靴のサイズの目安としては25.5cm前後になります。

女性で足のサイズが24.5cmは大きいほうですか?

産総研のデータ(1991〜92年、18〜29歳)では、女性の足長は10人中9人が24.4cm以下でした。24.4cmより大きい人は10人に1人ほどなので、24.5cmはこのデータでは大きいほうの1割に入ります。大きさよりも、自分の足長と足囲に合う靴を選ぶことが大切です。

足のサイズは年齢とともに変わりますか?

産総研のデータでは、60歳以上のグループは18〜29歳のグループより足長の平均が短い一方、足囲はほぼ同じか大きい数字でした。ただし生まれた年代の違う人どうしの比較なので、年齢だけの影響とは言えません。大人になってからも、ときどき足を測り直すのがおすすめです。

平均と同じサイズの靴を選べば大丈夫ですか?

平均は多くの人の真ん中を示す数字で、一人ひとりの足に合うサイズとは限りません。足長が同じでも、足囲や甲の高さは人によって違います。自分の足を測り、試着して確かめてから選ぶのがおすすめです。

まとめ

日本人の足長の平均は、ZOZOの約94万人の計測データで男性25.4〜25.5cm、女性23.3cmです。産総研の18〜29歳のデータでもほぼ同じ数字で、靴のサイズの目安にすると男性25.5cm、女性23.5cm前後になります。60歳以上のグループは足長が短く、足囲はほぼ同じか大きいという違いもありました。ただし、平均は測り方によって変わり、一人ひとりの足に合うサイズとは限りません。自分の足長と足囲を測って、靴を選ぶときの基準にしましょう。

測った数字から靴を選ぶ方法は靴サイズの選び方で詳しく解説しています。海外表記の靴は靴のUSサイズとEUサイズの換算、子どもの靴は子どもの靴のサイズをご覧ください。買った靴が合わなかったときは、靴が大きいときの対処法や靴がきついときの伸ばし方も参考にしてください。