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靴のサイズ

靴下のサイズの選び方|23-25cmの意味と靴のサイズとの関係

公開日 文・足もとマガジン編集部

たたんで並べたグレー・生成り・ネイビーの無地の靴下と、白いスニーカー

結論から言うと、靴下のサイズは、靴のサイズではなく素足の長さ(足長)で選ぶのが基本です。「23-25cm」のような表記は、その靴下が合う足の長さの範囲を表しています。この記事では、靴下のサイズ表記の読み方と、靴のサイズとの関係を整理します。2つのサイズで迷ったときの選び方や、靴を試着するときに履いていく靴下についても紹介します。

結論

まずは素足の足長を測り、その数字が表示の範囲に入る靴下を選びます。2つのサイズにまたがるときは、フィット感を求めるなら小さい表記、ゆとりを求めるなら大きい表記を目安にします。靴を試着するときは、その靴に普段合わせる靴下を履いていくのがおすすめです。

靴下のサイズは「素足の長さ」を表す

靴下の売り場や通販で見る「cm」の数字は、靴下そのものの長さではありません。その靴下が合う足の長さを表しています。

JISでは「足長」で表すと決まっている

靴下のサイズは、JIS(日本産業規格)の「JIS L 4007 靴下類のサイズ」で決められています。この規格は2023年に改正されました。検査機関のカケンテストセンターとボーケン品質評価機構は、改正後の規格の内容をそれぞれ公式サイトで解説しています。

それによると、タイツやパンティストッキングは身長やヒップなどで表します。一方、ソックスなどの「その他の靴下類」は、足長で表すとされています。足長は、立ったときのかかとの後ろの端から、一番長い指の先までの長さです。

区分(その他の靴下類) サイズの呼び方と足長
乳幼児用 7〜12cm
少年・成人男子用 13〜32cm(1cmごと)
少女・成人女子用 13〜28cm(1cmごと)

出典:カケンテストセンター「靴下類のサイズ(抜粋)」(JIS L 4007:2023の表より)、ボーケン品質評価機構「靴下類のサイズ(JIS L 4007-2023)」「既成衣料品のJISサイズ表示」

ボーケン品質評価機構の解説では、表示の例として「サイズ 24」が挙げられています。また、その他の靴下類は「足長」という名前を省略して表示できるとされています。そのため、靴下には「24cm」や「23-25cm」のように、数字だけが書かれていることが多いのです。

「23-25cm」は対応する足長の範囲

店頭でよく見る「23-25cm」「25-27cm」は、それぞれ足長が23〜25cm、25〜27cmの人に合うという意味です。スポーツソックスを販売するR×Lのサイズ表には「シューズサイズではありません。素足サイズになります」と注意書きがあります。

一般的なサイズの区切りは、メーカーによって少しずつ違います。

出典 主なサイズの区切り
靴下屋 Tabio「サイズ表」 レディース22〜24cm、メンズ25〜27cmが主な基準
塚本(靴下メーカー)「靴下の『丈』とは、どの部分?」 婦人用23〜25cm、紳士用25〜27cm(同社が受注するサイズ)

塚本のページでも、サイズの規格はメーカーによって異なると案内されています。区切りはブランドごとに違うため、cmの表示で比べるのがおすすめです。

靴のサイズと数字がずれることがある理由

日本の靴のサイズも、JIS S 5037「靴のサイズ」で決められています。この規格では、靴のサイズを足長と足囲(足まわりの長さ)、または足長と足幅で表します。つまり、靴も靴下も、もとになっているのは同じ「足長」です。

ただし、実際に履いている靴の数字が、足長と同じとは限りません。スニーカーなどは、足長より大きい数字のサイズを選ぶことが多いと言われています。R×Lのコラムでも、ランニングシューズはつま先に1.0〜1.5cmほどのゆとりを持たせるのが理想的と言われている、と紹介しています。また、海外のEUサイズのように、靴型(靴をつくる型)の長さをもとにした表し方もあります。詳しくは靴のサイズの選び方で紹介しています。

たとえば、足長が25cmでスニーカーは26cmを履いている人がいるとします。靴の「26cm」を基準にすると、靴下は少し大きめのものを選ぶことになります。靴下を選ぶときは、靴の数字ではなく、素足の足長を基準にするのがおすすめです。

靴下のサイズ表記の読み方

靴下の表記は、範囲の幅や書き方が商品によって違います。ここでは、よく見る表記の読み方を整理します。

表示の幅は、靴下の伸びやすさで変わる

「24cm」のように1つの数字の靴下もあれば、「22-24cm」のように3cmの幅を持つ靴下もあります。この違いは、靴下に使われている糸の伸びやすさによるものです。靴下屋 Tabioは、表示の方法と、対応する足の長さ(許容範囲)を次のように説明しています。

表示の方法 表示の例 許容範囲 使われている糸
1サイズ 25cm 24.5〜25.5cm 表糸・裏糸ともに伸びない繊維だけ
2サイズ 22〜23cm、25〜26cm 21.5〜23.5cm、24.5〜26.5cm 裏糸に伸びる加工をした合成繊維や天然繊維
3サイズ 22〜24cm、25〜27cm 21.5〜24.5cm、24.5〜27.5cm 裏糸にポリウレタンの弾性繊維

出典:靴下屋 Tabio「サイズ表」

伸びる糸を使った靴下ほど、1つの表示で合う足の長さの幅が広くなります。反対に、伸びない繊維だけで編んだ靴下は、表示の幅がせまくなります。伸びにくい靴下は、自分の足長に近い数字を選ぶことが大切です。

S・M・Lや「2325」などの表記

スポーツブランドなどでは、S・M・Lの文字や、「2325」のような4けたの数字で表すこともあります。アディダスのよくある質問では、大人用の靴下を次のように案内しています。

表記の種類 表記と対応する足のサイズ(一部)
文字 S(22〜24cm)、M(25〜27cm)、L(28〜30cm)
数字 2224(22〜24cm)、2325(23〜25cm)、2426(24〜26cm)、2527(25〜27cm)

出典:アディダス「ソックス(靴下)のサイズ表記について教えてください。」

「2325」は「23〜25cm」を縮めた書き方です。一方、R×Lのサイズ表では、Sが22〜24cm、Mが24〜26cmとなっています。同じ「M」でもブランドによって範囲が違うため、文字の表記だけで判断しないようにしましょう。

海外ブランドの靴下の表記

海外ブランドの靴下は、靴のEUサイズやUSサイズの範囲で表していることがあります。たとえば、デンマークの靴下ブランドDemocratiqueのサイズガイドでは「EU 41-46」のように表しています。この場合、数字は足長のcmではなく、靴のEUサイズです。

靴のEUサイズやUSサイズが何cmにあたるかは、靴のEUサイズの換算と靴のUSサイズの換算で紹介しています。換算はブランドによって差があるため、そのブランドのサイズ表を確かめるのがおすすめです。

子ども用の靴下の表記

子ども用の靴下も、大人と同じように足長の範囲で表します。靴下屋 Tabioのサイズ表では、表示ごとに着用の参考年齢も示されています。

表示の例 許容範囲 着用の参考年齢
7〜9cm 6.5〜9.5cm 0〜6か月
10〜12cm 9.5〜12.5cm 6〜12か月
13〜15cm 12.5〜15.5cm 1〜3歳
16〜18cm 15.5〜18.5cm 男の子4〜6歳、女の子4〜7歳
19〜21cm 18.5〜21.5cm 男の子7〜10歳、女の子8〜10歳

出典:靴下屋 Tabio「サイズ表」

足の大きさには個人差があるため、年齢はあくまで目安です。子どもの足は成長が早いので、ときどき足長を測り直すと選びやすくなります。子どもの足の測り方や靴のサイズは、子どもの靴のサイズの選び方で詳しく紹介しています。

自分に合う靴下のサイズの選び方

ここまでの内容をふまえて、靴下のサイズを選ぶ手順をまとめます。

  1. 素足で足長を測る

    かかとの後ろの端から、一番長い指の先までの長さを測ります。立って両足に体重をかけた状態で、左右とも測ります。左右で差があるときは、大きいほうの足に合わせます。詳しい測り方は靴のサイズの選び方で紹介しています。

  2. 足長が表示の範囲に入る靴下を選ぶ

    靴の数字ではなく、測った足長をもとに選びます。たとえば足長が23.5cmなら、「22-24cm」や「23-25cm」の靴下が候補です。

  3. 素材と伸びやすさを確かめる

    ポリウレタンが入った靴下は、表示の幅が広く、足に沿いやすいつくりです。伸びる糸が入っていない靴下は、足長に近い数字を選びます。素材は、靴下の台紙やタグの品質表示で確かめられます。

  4. 丈と用途も確かめる

    同じサイズでも、丈や厚みによって履き心地は変わります。合わせる靴や、履く場面に合ったものを選びます。

2つのサイズにまたがるときの選び方

足長が24cmの人は、「22-24cm」と「24-26cm」のどちらにも入ります。このように範囲が重なるときの考え方を、メーカーは次のように案内しています。

  • アディダス:範囲が重なる場合、小さい表記はフィット感があり、大きい表記は小さい表記より余裕がある
  • R×L:素足が24cmで2つのサイズにまたがる場合は、小さいほうのSをすすめている

ぴったりした履き心地がほしいときや、靴の中でずれにくくしたいときは、小さい表記が目安です。締めつけが苦手な方や、ゆったり履きたい方は、大きい表記を選ぶ方法もあります。

丈の名前も確かめる

靴下は、サイズとは別に「丈」でも種類が分かれます。靴下屋 Tabioの「靴下の丈」では、丈の名前を次のように説明しています。

丈の名前 長さの目安
カバーソックス 足の甲が出て、素足のように見える丈
スニーカー丈 くるぶしが出るくらいの長さ
ショートソックス くるぶしより少し長い丈
クルー つま先からかかとまでの長さと同じくらいの丈
ハイソックス ひざ下の丈
ニーハイソックス ひざ上の丈

出典:靴下屋 Tabio「靴下の丈」

丈の名前と実際の長さは、メーカーや商品によって違うことがあります。結婚式などで丈や色にマナーがある場面は、結婚式の靴下の選び方を参考にしてください。

靴を試着するときの靴下

靴下のサイズや厚みは、靴のサイズ選びにも関わります。靴を試着するときに、どんな靴下を履いていくかも考えておきましょう。

その靴に普段合わせる靴下を履いていく

三重県伊勢市の健康課の資料「自分の足にあった靴を選びましょう!」では、朝よりも足がむくみやすい夕方に靴を合わせるようすすめています。そのときは、ウォーキングのときに履く靴下を履いて合わせるよう案内しています。同じ資料では、両足とも試し履きをして選ぶよう呼びかけています。

ウォーキングに限らず、試着ではその靴に普段合わせる靴下を履くのがおすすめです。お店によっては試着用の靴下を用意していることもありますが、厚みが普段の靴下と違うことがあります。

靴下の厚みで足の大きさは変わる

アシックスは、足のサイズを測るときは素足が基本だと案内しています。同じページによると、普通の綿の靴下を履くだけで、足長は1.5mm、足囲は5mm大きくなります(出典:アシックス「足のサイズ測り方・シューズサイズ表」)。厚手の靴下なら、この差はさらに大きくなると考えられます。

また、足そのものの大きさも、日常生活の中で変わります。東京都立皮革技術センター台東支所の資料では、健康な人でも足の体積が4〜8%以上変わるという報告が紹介されています。同じ資料では、これは厚めの靴下を履いた以上の膨らみで、足囲が1cm大きくなるのにあたると説明しています(出典:「靴のフィッティング問題について(1)」)。靴下の厚みと試着する時間帯の両方を、普段履くときに近づけておくと安心です。

靴の種類ごとの靴下の目安

靴の種類ごとに、試着で合わせたい靴下の例をまとめました。公的な基準があるわけではなく、一般的な組み合わせの例です。実際には、普段その靴に合わせている靴下を基準にしてください。

靴の種類 試着で合わせたい靴下の例
革靴・ビジネスシューズ 薄手のビジネスソックス
パンプス ストッキングや薄手のフットカバー
スニーカー 普段履いているソックス
ブーツ・登山靴 冬や山で履く厚手の靴下

厚手の靴下で試着して合わせた靴を、薄手の靴下で履くと、靴の中にすき間ができやすくなります。すでに持っている靴が大きいときの工夫は、靴が大きいときの対処法で紹介しています。

サイズが合わない靴下で起きやすいこと

サイズの合わない靴下は、履き心地だけでなく、靴の中での足の動きにも関わります。靴下メーカーの太陽ニットと塚本は、それぞれ次のように説明しています。

サイズ 起きやすいこと
大きすぎる 歩くうちに生地が余ってたるみ、かかとが外れやすくなる
小さすぎる 靴下全体が引っ張られ、かかとの部分がずれやすくなる

出典:太陽ニット「靴下が脱げる理由と快適に履くための対策3つを紹介!」、塚本「靴下がずれる対策」

塚本の案内では、大きすぎる靴下や小さすぎる靴下は、摩擦や動きでずれやすくなるとされています。

靴下のしわやずれは、靴の中で足がこすれる原因の1つになるとも言われています。靴ずれが気になる方は、パンプスの靴ずれの原因と対策もあわせてご覧ください。

よくある質問

靴下は靴と同じサイズの数字で選んでいいですか?

靴下のサイズは素足の長さ(足長)で表すため、靴の数字ではなく足長で選ぶのが基本です。スニーカーなどは足長より大きい数字を選ぶことも多く、靴の数字で選ぶと大きめの靴下になることがあります。

足が24cmです。22-24cmと24-26cmのどちらを選べばいいですか?

どちらの範囲にも入るので、好みの履き心地で選びます。メーカーの案内では、小さい表記はフィット感があり、大きい表記は余裕があるとされています。伸びにくい素材だと窮屈に感じることもあるため、素材の表示もあわせて確かめるのがおすすめです。

女性がメンズの靴下を履いても大丈夫ですか?

足長が表示の範囲に入っていれば、メンズ・レディースの区別にかかわらず選べます。靴下屋 Tabioの案内では、主な基準はレディースが22〜24cm、メンズが25〜27cmです。足が大きめの方は、メンズの表示も候補になります。

子どもの靴下は何を目安に選べばいいですか?

大人と同じく足長で選びます。メーカーのサイズ表には参考年齢が書かれていることもありますが、足の大きさには個人差があります。ときどき足長を測り直して、表示の範囲に入るものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

靴下のサイズは、JISで足長をもとに表すと決められています。「23-25cm」は、足長が23〜25cmの人に合うという意味です。表示の幅は、糸の伸びやすさで変わります。範囲が重なるときは、フィット感なら小さい表記、ゆとりなら大きい表記が目安です。靴を試着するときは、その靴に普段合わせる靴下を履いていきましょう。

足長の測り方や、靴のサイズの選び方は靴のサイズの選び方にまとめています。海外ブランドの表記は靴のEUサイズの換算と靴のUSサイズの換算、子ども用は子どもの靴のサイズの選び方も参考にしてください。卒業式・入学式に合わせる靴下の色や丈は、卒業式・入学式の靴下にまとめています。