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お手入れ

白いスニーカーの洗い方|黄ばみを防ぐつけ置きとソールの汚れ落とし

公開日 文・足もとマガジン編集部

窓辺の白いタオルの上に置いた、洗い上がった白いレザースニーカー

結論から言うと、布の白いスニーカーは、酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯につけ置きし、しっかりすすいで日陰で乾かすのが白く仕上げる近道です。ふつうに洗っても白くならない方や、洗ったあとに黄ばんでしまった方に向けて、白さを保つことに絞って解説します。洗剤メーカーの公式手順をもとに、つけ置きのやり方、黄ばむ原因と対処、ソールの汚れの落とし方を順に紹介します。スニーカー全般の基本の洗い方は、スニーカーの洗い方で詳しく紹介しています。

結論

布の白いスニーカーは、酸素系漂白剤のぬるま湯に30分ほどつけ置きして、こすり洗いします。黄ばみを防ぐには、洗剤が残らないようによくすすぎ、直射日光を避けて日陰で乾かすことが大切です。

洗う前に確かめたいこと

白いスニーカーを白く仕上げるには、漂白剤を使えるかどうかを先に確かめることが大切です。素材によっては、漂白剤で色が変わったり、傷んだりすることがあります。

漂白剤を使える素材か

花王は、衣料用の酸素系漂白剤「ワイドハイター PRO粉末」の公式サイトで、使えない靴を挙げています。その内容をもとに、白いスニーカーでよくある素材を整理すると次のとおりです。

素材・つくり 酸素系漂白剤のつけ置き 手入れの方法
布(キャンバス)・メッシュ 靴の表示で水洗いできれば使えることが多い この記事の手順でつけ置き
天然皮革(白いレザー) 使えない クリーナーで汚れを拭き取る
合成皮革 使えない 水拭きや靴用クリーナーで手入れ
スエードなど起毛した革 使えない 専用のブラシやクリーナーで手入れ
金属製の部品がついた靴 使えない 部品を避けて部分的に手入れ
水洗いできない靴、撥水などの加工がある靴 使えない 表示に従う

布と革を組み合わせたスニーカーも多いので、一部でも革が使われていれば、つけ置きは避けるのが安心です。起毛した革の手入れは、スエード靴の手入れ方法で紹介しています。

塩素系ではなく酸素系を使う

家庭用の漂白剤には、主に塩素系と酸素系があります。消費者庁は、家庭用品の品質表示に関する法律にもとづいて、漂白剤の表示のルールを定めています。そのなかで、一定の条件にあたる塩素系の漂白剤には「まぜるな危険」の表示が求められています。酸性タイプの製品と一緒に使うと、有害な塩素ガスが出て危険だからです。この記事では、酸素系漂白剤を使う方法を紹介します。花王がスニーカーの汚れ落としの手順を公開しているのも、酸素系漂白剤だからです。

用意するもの

用意するもの 使いみち
酸素系漂白剤(粉末タイプなど) つけ置き液をつくる
洗面器やバケツ、つけ置き用のおけ 靴を沈める
靴用ブラシや使い古しの歯ブラシ、スポンジ 砂を落とす、こすり洗いする
乾いたタオル 水気を取る
炊事用の手袋 手荒れが気になる方に

白いスニーカーを酸素系漂白剤でつけ置きする手順

ここでは、花王のワイドハイター公式サイトにある「スニーカーの汚れ、ニオイの落とし方」の手順を軸にまとめます。分量や時間は製品ごとに違うため、手元の漂白剤の表示も確かめましょう。

  1. 靴ひもとインソールを外し、乾いた状態で砂を落とす

    靴ひもと、取り外せるインソールを外します。アシックスの公式サイトでも、洗う前に砂やほこりを落とすよう案内しています。濡らす前にブラシで落としておくと、つけ置き液が汚れにくくなります。

  2. 目立たない場所で色が変わらないか試す

    花王は、温水1Lに25gの割合で溶かした液を目立たない部分につけて、確かめる方法を紹介しています。5分ほどで色が変わるものや、白い布を当ててたたいて色が移るものには使いません。ロゴや縁どりなど、白以外の色が入っている部分で試すと、色落ちを見分けやすくなります。このテスト液は、次の手順でつくるつけ置き液(1Lに5g)の5倍の濃さです。花王の案内どおりの分量なので、テスト用とつけ置き用で分量を取り違えないようにしましょう。

  3. 水か40℃くらいのぬるま湯に漂白剤を溶かす

    花王の手順では、水か40℃くらいのぬるま湯1Lに、ワイドハイター PRO粉末を5g溶かします。ほかの製品を使う場合は、その製品の表示にある分量を守ります。熱湯は使いません。

  4. 30分ほどつけ置きする

    靴全体を液に沈めて、30分つけ置きします。花王は、生地を傷めたり色落ちしたりすることがあるため、2時間以上は浸さないよう案内しています。ひと晩つけておく方法を紹介する記事もありますが、製品の表示にある時間を守るのがおすすめです。

  5. ブラシで軽くこすり、水でしっかりすすぐ

    つけ置きのあと、スポンジやブラシで軽くこすって汚れを落とします。アシックスは、力を入れてゴシゴシこすると素材を傷めることがあると案内しています。洗剤や漂白剤が残らないよう、水が濁らなくなるまでしっかりすすぎます。花王の手順では、このとき洗濯機は使いません。

  6. 水気を取り、風通しのよい日陰で乾かす

    タオルで水気を取り、形を整えてから、風通しのよい日陰で乾かします。アシックスは、直射日光に当てることや、ドライヤー・ヒーター・ストーブでの強制乾燥をしないよう案内しています。早く乾かすコツは、濡れた靴を早く乾かす方法で紹介しています。

洗濯機やコインランドリーの靴用洗濯機を使いたい方は、スニーカーをコインランドリーで洗う方法を参考にしてください。

靴ひもとインソールの扱い

布の靴ひもは、表示で漂白剤を使えれば、靴と一緒につけ置きして洗えます。ひもの先の硬い部分(セル)が金属のものは、つけ置きから外します。洗ったあとに通し直すときは、靴ひもの通し方を参考にしてください。

インソールは、つくりによって扱いが違います。アシックスは、差し込み式のインソールは原則として洗わず、臭いが気になるときは陰干しする程度にとどめるよう案内しています。表の生地がはがれるおそれもあるためです。インソールを洗えるかどうかは、靴の表示やメーカーの案内を確かめましょう。

洗ったのに黄ばむのはなぜ?

白いスニーカーを洗ったあと、乾いてから黄色っぽいシミが出てくることがあります。原因として言われていることを、根拠の強さとあわせて整理しました。

原因 説明 根拠
洗剤や漂白剤のすすぎ残し 残った成分が日光に当たると黄ばむことがある 漂白剤メーカーの注意書き、宅配クリーニング会社の説明
直射日光や熱で乾かす 素材が変色したり傷んだりする 靴メーカーの公式案内
素材そのものの変色 ゴムなどが時間とともに黄色くなる 公的な資料は確認できず(一般に言われている)

洗剤や漂白剤のすすぎ残し

ライオンは、ブライトSTRONGの注意書きで、繊維が黄ばむおそれを挙げています。そのため、漂白中は直射日光の当たる場所を避け、漂白後は十分にすすぐよう案内しています。ウェザーニュースの記事では、宅配クリーニングのカジタクが、アルカリ性の洗剤を使うと紫外線に反応して黄ばむおそれがあると説明しています。同じ記事では、白や生成り(きなり)のスニーカーには蛍光剤を含まない洗剤が向いているとしています。縫い目やつま先の奥は洗剤が残りやすいので、すすぎは念入りにするのがおすすめです。

直射日光や熱で乾かす

早く乾かそうとして日なたに干すと、すすぎ残しの成分が日光に当たりやすくなります。アシックスは、シューズを直射日光で乾かさないよう案内しています。ドライヤーやヒーターの熱も、素材の変形や傷みのもとになります。

素材そのものの変色

長くしまっていた靴のソールが黄色くなっているのは、汚れではなくゴムなどの素材の経年変化の場合もあると言われています。この場合は、洗っても白さは戻りにくいと考えられます。

黄ばんでしまったときの対処

洗ったあとに黄ばみが出た場合は、次の順に試してみましょう。

もう一度よくすすぐ

すすぎ残しが原因なら、水でよくすすぎ直すと薄くなることがあります。すすいだあとは、日陰で乾かします。

酸素系漂白剤でつけ置きし直す

汚れが残っている場合は、前述の手順でもう一度つけ置きします。1回の時間は製品の表示を守り、長くつけるより、回数を分けるのが安心です。

素材の変色は戻らないことも

繊維やゴムそのものが変色している場合は、漂白しても元の白さに戻らないことがあると言われています。何度も漂白をくり返すと、生地を傷めるおそれもあります。落ちないときは、靴のクリーニング店に相談するのも1つの方法です。

ソール(ゴム部分)の汚れの落とし方

白いソールは、黒ずみやこすれた跡が目立ちやすい場所です。ソールは布の部分より汚れが表面に残りやすいので、こすって落とす方法が中心になります。

ブラシと洗剤でこする

中性洗剤や靴用のシャンプーをつけて、ブラシでこすります。ソールの側面の細かい溝には、使い古しの歯ブラシが届きやすくて便利です。つけ置きのあとに、ソールだけ念入りにこする方法もあります。

消しゴム型クリーナーやメラミンスポンジ

靴用の消しゴム型クリーナーは、水を使わずに部分的な汚れを落とせます。メラミンスポンジは、硬い網目状の骨格を汚れと素材のすき間に入り込ませ、こすって汚れを落とすスポンジです。メーカーのレックは「激落ちくん」の使用上の注意で、光沢のあるプラスチック面などには使わないよう案内しています。細かい傷のつくことがあるので、目立たない部分で試すようにとも書かれています。光沢のある素材やコーティングされた部分は避け、目立たない場所で試してから軽くこすりましょう。

ソールの黄ばみ

洗剤でこすっても落ちない黄ばみは、汚れではなくゴムの変色の場合があります。市販のソール用の黄ばみ落としもありますが、使える素材や手順は製品ごとに違います。使う場合は、製品の表示に従いましょう。

白いレザースニーカーの場合

白いレザーのスニーカーには、酸素系漂白剤は使えません。花王のワイドハイター PRO粉末の公式サイトでも、革や合成皮革の靴は使えないものに挙げられています。

アシックスは、天然皮革の水洗いは表面を傷める原因になるため、できるだけ避けるよう案内しています。同じ案内では、表革は革靴用のクリーナーを布に少し取って汚れを落とし、白か無色の靴クリームで仕上げるとしています。革の手入れの流れは、革靴の手入れ方法で詳しく紹介しています。

白さを長く保つ毎日の手入れ

白いスニーカーは、汚れがしみこむ前に手入れするほど、白さを保ちやすくなります。

汚れたらその日のうちに落とす

泥や飲みものの汚れは、時間がたつほど落ちにくくなると言われています。帰ったらブラシで砂を落とし、気になる汚れは固く絞った布で拭いておきます。水を使わない泡タイプのスニーカー用クリーナーなら、気になる部分だけを手軽に手入れできます。

防水スプレーで汚れをつきにくくする

新しい靴をおろす前や、洗って乾かしたあとに防水スプレーをかけておく方法があります。水や汚れをはじきやすくなり、しみこみにくくなると言われています。使える素材は製品によって違うので、表示を確かめましょう。

休ませて、日の当たらない場所にしまう

アシックスは、2足以上を交互に履き、3日に1度は休ませることを勧めています。しまうときは、通気がよく、高温多湿を避けた場所を選ぶよう案内しています。日の当たる窓辺や、湿気のこもる靴箱は避けるのがおすすめです。しまい方のコツは、靴の保管方法で紹介しています。

よくある失敗・注意点

  • 熱湯で漂白剤を溶かす: ライオンのブライトSTRONGは熱湯で使わないよう案内しています。アシックスも、熱いお湯に長くつけると色落ちのおそれがあるとしています。水か40℃くらいのぬるま湯を使います
  • 長い時間つけておく: 花王は、2時間以上浸さないよう案内しています。「ひと晩つける」のは避けます
  • 革や合成皮革が使われた靴をつけ置きする: 酸素系漂白剤は革や合成皮革の靴に使えません
  • すすぎが足りない: 残った成分に日光が当たると、黄ばむおそれがあります
  • 日なたで干す、ドライヤーで乾かす: 黄ばみや素材の傷みのもとになります。日陰で乾かします
  • 塩素系の漂白剤を、酸性タイプの製品と一緒に使う: 有害な塩素ガスの出るおそれがあります

よくある質問

酸素系漂白剤に何時間つけておけばいいですか?

花王はワイドハイター PRO粉末でスニーカーを洗う場合、30分のつけ置きを目安とし、2時間以上は浸さないよう案内しています。漂白剤の種類によって分量や時間は違うので、使う製品の表示に従いましょう。

白いスニーカーを洗濯機で洗ってもいいですか?

花王が公開しているスニーカーの洗い方では、つけ置きのあとのすすぎに洗濯機は使わないとしています。洗濯機で洗えると表示された靴以外は、手洗いが安心です。

塩素系の漂白剤のほうが白くなりませんか?

塩素系の漂白剤は、酸性タイプの製品と一緒に使うと有害な塩素ガスが出るおそれがあります。靴には金属の部品や色のついた部品も多いため、この記事では酸素系漂白剤を使う方法を紹介しています。使う場合は、靴と漂白剤の両方の表示を確かめましょう。

白いソールの黄ばみは落ちますか?

汚れによる黒ずみなら、洗剤をつけたブラシでこすると落ちることがあります。一方で、ゴムそのものが時間とともに変色した黄ばみは、洗っても落ちにくいと言われています。

まとめ

布の白いスニーカーは、酸素系漂白剤を溶かした水か40℃くらいのぬるま湯に、30分ほどつけ置きしてから洗うのが基本です。革や合成皮革、金属の部品がある靴には漂白剤を使わず、目立たない場所で試してから始めましょう。洗ったあとの黄ばみを防ぐには、洗剤が残らないようによくすすぎ、直射日光を避けて日陰で乾かすことが大切です。ソールの汚れはブラシでこすり、ゴムそのものの黄ばみは落ちにくいことも知っておきましょう。

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