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お手入れ

スニーカーランドリーの使い方|料金の目安・洗えない靴・デメリット

公開日 文・足もとマガジン編集部

ランドリーの棚に並んだ、洗い終わった淡い黄色と水色のキャンバススニーカー

結論から言うと、布や化学繊維のスニーカーなら、コインランドリーの靴専用機「スニーカーランドリー」で手軽に洗えます。ただし、革靴やスパイク付きの靴、長靴などは洗えません。衣類用の洗濯機に靴を入れるのも避けましょう。この記事では、スニーカーや子どもの上履きをコインランドリーで洗いたい方に向けて、料金と時間の目安、洗える靴と洗えない靴を整理します。あわせて、使い方の手順と、色落ちや型崩れなどのデメリットも紹介します。

結論

スニーカーランドリーは、布や化学繊維の靴を、洗濯と乾燥で40分〜1時間ほどで仕上げられるのが強みです。一方で、革や金属付きの靴は洗えず、汚れが残ったり色落ちしたりすることもあります。洗う前に靴の表示と店舗の案内を確かめるのがおすすめです。

スニーカーランドリーとは

スニーカーランドリーは、コインランドリーに置かれている靴専用の洗濯機と乾燥機のことです。店舗によっては「スニーカーウォッシャー」「スニーカードライヤー」などとも呼ばれます。衣類用の機械とはつくりが違うため、まずはその違いを押さえておきましょう。

靴専用の洗濯機と乾燥機

業務用洗濯機メーカーのエレクトロラックス・プロフェッショナルは、自社サイトでスニーカーランドリーのしくみを解説しています。それによると、靴用の洗濯機には硬い毛のブラシがらせん状についていて、靴の表面をなでるように洗います。靴用の乾燥機は、靴をハンガーにはめ込んで乾かすつくりです。洗濯と乾燥が1台にまとまった機種もあると紹介されています。

洗剤は機械が自動で入れるものもあり、その場合は持っていく必要がありません。洗剤を入れる必要があるかは、機械の表示で確かめましょう。

衣類用の洗濯機・乾燥機に靴を入れない

コインランドリーの衣類用の洗濯機で靴を洗うのは避けましょう。「川崎市コインランドリー衛生指導要綱」では、店内に掲示して利用者に知らせる事項の1つに、運動靴などを洗濯しないことが挙げられています。ただし、靴を専用に洗う洗濯機を置き、その旨を示している場合は除くとされています。つまり、靴を洗えるのは専用の機械だけ、と考えるのが安心です。東京都大田区や港区の要綱にも、同じような定めがあります。

家庭の洗濯機についても、日立の家電品サポートページでは、靴は重く洗濯槽の中で片寄りやすいと説明しています。そのため、洗濯や脱水の音がうるさくなったり、洗濯機や靴に傷がついたりすることがあるとして、靴の洗濯や乾燥は勧めていません。

料金と時間の目安

料金と時間は、店舗や機械によって違います。ここでは、店舗や機械メーカーなどが公開している案内から目安をまとめます。

項目 目安 出典
洗濯の料金 1回200円程度 コインランドリーラクーン、エレクトロラックス・プロフェッショナル
洗濯の時間 約20分(洗い・すすぎ・脱水) コインランドリーラクーン、エレクトロラックス・プロフェッショナル
乾燥の料金 1回100円程度(10分100円程度とする案内もある) コインランドリーラクーン、エレクトロラックス・プロフェッショナル
乾燥の時間 スニーカーで約20分、テニスシューズやバスケットシューズで約40分 スノーランドリー、エレクトロラックス・プロフェッショナル
1回に洗える量 大人用2足、子ども用4足まで コインランドリーラクーン、エレクトロラックス・プロフェッショナル

業務用の機械を扱うファインランドリー(Fujitaka)のコラムでも、一般的な料金の設定は洗濯機が1回200円、乾燥機が1回100円と紹介されています。同じコラムでは、乾燥機を2回使う人が多いとも書かれています。洗濯と乾燥を合わせると、1回あたり300〜400円程度、時間は40分〜1時間ほどを見ておくとよいでしょう。

エレクトロラックス・プロフェッショナルの解説では、乾燥機は入れた料金に応じて時間が決まり、返金はできないとされています。乾燥の時間は靴の素材や厚みで変わるため、まず短めにかけて、乾き具合を見て追加するのがおすすめです。最新の料金は、利用する店舗の公式サイトや店内の表示をご覧ください。

洗える靴・洗えない靴

スニーカーランドリーで洗える靴は、主に布や化学繊維でできたスニーカーです。洗えない靴は、店舗やメーカーの案内でおおむね共通しています。

区分 靴の例 出典・補足
洗える 布(綿のキャンバスなど)や化学繊維のスニーカー、ランニングシューズ、子どもの運動靴・上履き コインランドリーラクーン、スノーランドリー、エレクトロラックス・プロフェッショナル
機械による 合成皮革のスニーカー エレクトロラックス・プロフェッショナルは、合成皮革も基本的に洗えるが、素材によっては対象外になる場合があると案内
洗えない 革(天然皮革)の靴、スパイク付きの靴、長靴、スリッパ コインランドリーラクーン、スノーランドリー
洗えない ゴルフシューズ、サッカーシューズ、ブーツ、パンプス エレクトロラックス・プロフェッショナル
洗えない 金属がついた靴 コインランドリーラクーンは、靴だけでなく洗濯槽も壊れるおそれがあると案内

革の靴が洗えないのは、水で表面が傷みやすいためです。アシックスの公式サイトでも、天然皮革のシューズを水洗いすると、表面を傷める原因になると案内しています。革靴は革靴の手入れ方法、スエードやヌバックはスエード靴の手入れ方法を参考にしてください。

洗えるかどうかの確かめ方

迷ったときは、次の順に確かめると判断しやすくなります。

  • 靴の表示: 靴の中のタグや取扱説明書に、水洗いできないと書かれていないか
  • 素材: 甲の部分に革やスエードが使われていないか。一部だけでも、革が使われた靴は避けるのが安心です
  • 飾りや金属: スパイクや金具、取れやすい飾りがついていないか
  • 傷み: 靴底がはがれかけていないか、穴が開いていないか
  • 機械の表示: 洗濯機に貼られた「洗えるもの・洗えないもの」の案内に当てはまらないか

スニーカーランドリーの使い方

ここでは、エレクトロラックス・プロフェッショナルの解説と、各店舗の案内をもとに、一般的な流れをまとめます。機械ごとに手順は少しずつ違うので、店内の表示もあわせて確かめましょう。

洗う前の準備

家を出る前に、次の準備をしておくとスムーズです。

  • 泥や砂を落とす: ひどい泥汚れは、靴底どうしを打ちつけたりブラシでこすったりして、先に落としておきます。靴底の溝に挟まった小石も取り除きます
  • インソールを外す: 取り外せるインソールは外しておきます。水洗いできないと表示されたインソールは洗いません
  • 靴ひもの扱いを確かめる: 外すか、ゆるめるか、固く結ぶかは、店舗によって案内が違います(後述)

日立の家電品サポートページでも、靴についた土や砂は、比重が大きいため洗濯槽にたまり、故障の原因になると説明しています。

靴ひもの扱いは、案内によって次のように分かれます。

案内 靴ひもの扱い
スノーランドリー 外し、ネットに入れて洗う。つけたままだと、傷んだり切れたりするおそれがある
エレクトロラックス・プロフェッショナル 外すか、ゆるめておく
コインランドリーラクーン 固く結んでおけば、外さずに入れられる

店舗の案内に合わせるのがいちばん確実です。スニーカーダンクの使用レポートでも、靴ひもは外して洗うほうが、よく汚れを落とせると紹介されています。

洗濯から乾燥までの手順

  1. 靴を洗濯機に入れる

    靴を洗濯機の中に入れます。1回に入れられるのは、大人用なら2足、子ども用なら4足までが目安です。縦向きに入れるか横向きに入れるかは機種によって違うため、機械の表示に従います。

  2. 扉を閉め、料金を入れて洗濯をはじめる

    料金を入れると、洗い・すすぎ・脱水が自動で進みます。時間は約20分が目安です。

  3. 取り出して、水の残りを確かめる

    洗濯が終わったら靴を取り出します。つま先に水がたまっていないかを確かめます。水がしたたるほど濡れているときは、機械によっては追加で脱水できます。

  4. 乾燥機のハンガーに靴をかけ、乾燥をはじめる

    靴を乾燥機のハンガーにはめ込み、料金を入れて乾燥させます。コインランドリーラクーンは、脱水不足で水のしたたる靴は、乾燥機に入れないよう案内しています。

  5. 乾き具合を確かめて持ち帰る

    乾燥が終わったら、つま先の奥まで乾いているかを手で触って確かめます。湿り気が残っていれば、乾燥を追加するか、持ち帰って風通しのよい日陰で乾かします。インソールと靴ひもも、しっかり乾いてから戻します。

持ち帰ったあとの乾かし方は、濡れた靴を早く乾かす方法で詳しく紹介しています。

汚れが落ちきらなかったとき

スニーカーランドリーは、靴の表面をブラシで洗うしくみです。そのため、細かい汚れや、ソールの側面についた汚れは残ることがあります。エレクトロラックス・プロフェッショナルは、残った汚れをアルコール入りのウェットティッシュで拭き取る方法を紹介しています。あわせて、ソールに色がついた靴は色落ちすることがあるので目立たない場所で試すこと、拭き取りは自宅に戻ってから行うことも案内しています。

それでも落ちない汚れは、手洗いで部分的に洗う方法があります。手洗いの手順はスニーカーの洗い方を、白いスニーカーの黄ばみやソールの汚れは白いスニーカーの洗い方をご覧ください。

コインランドリーで靴を洗うデメリット

スニーカーランドリーは手軽な一方で、気をつけたい点もあります。デメリットを知ったうえで、洗う靴を選びましょう。

汚れが残ることがある

前述のとおり、機械のブラシでは細かい汚れまで落としきれないことがあります。泥汚れが強い靴は、事前に落としておかないと、仕上がりにムラが出やすくなります。新品のように白くなる、とまでは考えないほうがよいでしょう。

色落ちや型崩れ、接着のはがれのおそれ

水とブラシで洗うため、靴やソールの色落ちにつながることがあります。熱で乾かすことによる型崩れにも注意が必要です。アシックスの公式サイトでは、ぬれた靴をドライヤーなどで強制乾燥すると、変形の原因になると案内しています。エレクトロラックス・プロフェッショナルは、傷みのひどい靴は壊れるおそれがあるとして、入れないよう案内しています。同じ解説では、ソールは接着剤で固定されているため、乾燥機の熱ではがれることもあると書かれています。ソールがはがれかけている靴は、洗う前に直しておきたいところです。はがれの直し方は靴底がはがれたときの直し方で紹介しています。

乾燥機の熱が合わない靴もある

靴のメーカーによっては、熱で乾かすことを避けるよう案内しています。アシックスの公式サイトでは、洗ったあとは風通しのよい日陰で乾かすよう書かれています。同じページでは、直射日光やヘアドライヤー、ヒーターなどでの強制乾燥は避けるよう案内しています。こうした案内のある靴は、乾燥機を使わず、持ち帰って陰干しするほうが安心です。

専用機のある店舗が限られる

スニーカーランドリーは、すべてのコインランドリーに置かれているわけではありません。出かける前に、店舗の公式サイトやアプリで、靴専用機があるかを確かめておきましょう。

手洗いより費用がかかる

洗濯と乾燥で、1回あたり300〜400円程度かかります。手洗いなら、靴用のブラシと洗剤をそろえれば、あとは水道代などで済みます。洗う頻度が高い家庭では、費用と手間のどちらを優先するかで選ぶとよいでしょう。

手洗いとどちらを選ぶ?

コインランドリーと手洗いは、どちらが優れているというより、靴と目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。

比べる点 スニーカーランドリー 手洗い
手間 入れて待つだけ ブラシでこする・すすぐ手間がかかる
時間 洗濯と乾燥で40分〜1時間ほど 洗うのは短時間でも、乾くまでに時間がかかる
費用 1回300〜400円程度 靴用ブラシや洗剤をそろえる費用
細かい汚れ 残ることがある 部分的に念入りに洗える
向いている靴 布や化学繊維のスニーカー、子どもの運動靴や上履き 素材が混ざった靴、色落ちが心配な靴、汚れが部分的な靴

ファインランドリー(Fujitaka)のコラムでも、スニーカーランドリーの利点として、手洗いの手間を減らせる点を挙げています。子どもの上履きを毎週洗うような場合は、コインランドリーを取り入れると負担を減らしやすくなります。

よくある失敗・注意点

  • 衣類用の洗濯機に靴を入れる: 自治体の要綱でも、専用機以外で運動靴を洗わないよう掲示を求めています
  • 革やスエードが使われた靴を入れる: 一部だけでも、表面を傷めるおそれがあります
  • 泥を落とさずに入れる: 汚れが残りやすく、機械を傷めるおそれがあります
  • はがれかけた靴を洗う: 乾燥機の熱で、ソールのはがれがさらに進むおそれもあります
  • 乾燥機に長くかけすぎる: 乾燥機は入れた料金に応じた時間が動き、返金はできないため、短めにかけて様子を見ながら追加します
  • 生乾きのまま履く: つま先の奥やインソールが湿っていないか確かめてから履きます

よくある質問

靴ひもは外したほうがいいですか?

店舗によって案内が違います。外してネットに入れるよう案内する店舗もあれば、固く結べばそのまま入れてよいとする店舗もあります。利用する店舗の表示に従うのがおすすめです。

インソールも一緒に洗えますか?

取り外せるインソールは、外してから洗うよう案内されています。水洗いできないと表示されたインソールは洗わず、表示に合った方法で手入れしましょう。

洗ったあと、すぐに履けますか?

乾燥機にかけても、つま先の奥やインソールに湿り気が残ることがあります。手で触って冷たさや湿り気がないかを確かめ、残っていれば陰干ししてから履きましょう。

コインランドリーで洗えば、靴の臭いも取れますか?

汚れが落ちれば臭いが気になりにくくなることもありますが、どこまで取れるかは靴によって違います。臭いの原因と対策は、靴の臭いを消す方法の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

スニーカーランドリーは、コインランドリーにある靴専用の洗濯機と乾燥機です。布や化学繊維のスニーカーなら、洗濯と乾燥で40分〜1時間ほど、300〜400円程度で洗えます。革やスパイク付きの靴、長靴などは専用機でも洗えず、衣類用の洗濯機に靴を入れるのも避けたいところです。汚れが残ったり、色落ちや型崩れが起きたりすることもあるため、洗う前に靴の表示と店舗の案内を確かめるのがおすすめです。

手洗いの手順はスニーカーの洗い方、乾かし方は濡れた靴を早く乾かす方法で紹介しています。臭いが気になる方は靴の臭いを消す方法もあわせてご覧ください。ほかのお手入れの記事はお手入れのカテゴリからご覧ください。