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靴の選び方

結婚式の靴マナー|お呼ばれの女性・男性別にOK・NGを解説

公開日 文・足もとマガジン編集部

白いクロスの上に並べたベージュのパンプスと黒のストレートチップの革靴

結論から言うと、結婚式の靴は、女性はつま先とかかとが隠れるパンプス、男性は黒の紐付きストレートチップを選べば安心です。どちらも、華やかな場にふさわしく、カジュアルに見えないことが大切だとされています。この記事では、結婚式のゲストに向けて、靴のマナーを女性・男性別に整理します。あわせて、二次会だけに出る場合の考え方と、当日までの準備も紹介します。

結論

女性はつま先とかかとが隠れるパンプス、男性は黒の紐付きストレートチップが基本です。サンダル・ブーツ・スニーカーなどカジュアルに見える靴は避けると安心です。

結婚式の靴マナーの早見表

まずは、男女別のOK・NGを表にまとめました。詳しい理由は、このあと順に説明します。

女性 男性
基本の形 つま先とかかとが隠れるパンプス 紐付きのストレートチップ
色 服装に合う色。花嫁より目立たないもの 黒
素材 光沢のある布、エナメルなど 表面がなめらかな革
避けたい靴 サンダル、ミュール、ブーツ、スニーカー ウイングチップ、ローファー、ブーツ、スニーカー
二次会のみの場合 会の雰囲気に合わせてやや自由に 茶色の靴なども選べる

表は、次の解説をもとにまとめた目安です。この記事では、以下「青山のnote」「マドラス」「リーガル」と略して紹介します。

会場の格式や地域、両家の考え方によって、許される範囲は変わります。

女性の靴のマナー

女性の靴の基本は、つま先とかかとが隠れるパンプスです。そのうえで、ヒールの高さ・素材・色を、ドレスに合わせて選びます。

つま先とかかとが隠れるパンプスが基本

青山のnoteでは、結婚式には「つま先が隠れるパンプス」が望ましいとしています。つま先が出るオープントゥは、カジュアルに見えるため避けたほうがよいとする解説が多く見られます。かかとが出るミュールも、マナーとしては避けるとする解説があります。かかとがストラップだけのバックストラップも、露出が多いとして避ける考え方があります。迷ったら、つま先もかかとも覆われたプレーンなパンプスを選ぶと間違いが少なくなります。

ヒールの高さ

ヒールの高さに、はっきりした決まりはありません。青山のnoteでは、高さの決まりはないとしたうえで、5〜8cmだとよりエレガントに見えるとしています。一方で、3cm以上をフォーマルの目安とする解説もあります。雑誌CLASSYのウェブ記事「意外? 令和の“お呼ばれマナー”で『履いてもOK』なシューズとは?」(2025年6月)でも、3cm以上がフォーマルとされていると紹介しています。話しているのは、ホテル椿山荘東京の婚礼担当者です。また同じ記事で、ドレッシーなものならペタンコ靴でも問題ないとしています。3cmという数字も、決まりというより目安と考えてよさそうです。

ただし、慣れない高いヒールは、長い時間の立ち姿勢や移動で疲れやすくなります。受付や写真撮影、移動を含めると、結婚式では立っている時間も長めです。自分が無理なく歩ける高さを優先するのがおすすめです。歩きやすいパンプスを見分けるポイントは、歩きやすいパンプスの選び方で紹介しています。

ヒールの太さ

ヒールの太さも、印象を左右します。細めのヒールはエレガントに見えると言われています。一方で、ウェッジソールや太いヒールは、カジュアルな印象になりやすいとされています。ジュエリーブランドのニワカが運営する「結婚スタイルマガジン」でも、同じように解説しています。ただし、細すぎるヒールは不安定に感じる方もいます。ほどよい太さのヒールなら、きちんと感と歩きやすさを両立しやすくなります。

素材と柄

青山のnoteでは、光沢のある布製のものを勧めています。サテンなどの布やエナメルは、華やかな場になじみやすい素材です。

ヘビ革やワニ革のように、動物の革だとすぐわかるものは避けたほうが無難です。マドラスも、結婚式では動物の皮や毛を強く印象づける靴は「殺生」に通じ、縁起が悪いとしています。ヒョウ柄やヘビ柄などのアニマル柄も、同じ理由で避けられることが多い柄です。

一方で、ふつうの革のパンプスについては、考え方が分かれます。殺生を連想させるとして革素材を避ける解説もあれば、本革なら問題ないとする解説もあります。手持ちの黒い革のパンプスで出るなら、飾りの少ない上品なものを選び、ドレスや小物で華やかさを足す方法があります。

色

青山のnoteでは、当日の服装に合えば色は問わないとしつつ、花嫁より目立たないようにするとしています。白は花嫁の色とされ、ゲストのドレスでは避けるのが一般的です。ただし靴の白については、小物や靴なら問題ないとする解説もあり、考え方が分かれます。白い靴を選ぶなら、全身が白っぽく見えないよう、ドレスの色とのバランスに気をつけると安心です。黒やベージュ、ゴールド、シルバーなど、ドレスとなじむ色を選ぶ方が多いようです。黒の靴を選ぶ場合は、ドレスやバッグまで黒一色にすると、喪服のような印象になることもあります。小物やアクセサリーで、明るさを足すと華やかになります。

ストッキングを合わせる

青山のnoteでは、パンプスに素足は不適切で、ストッキングを履くとしています。色や柄の選び方は、結婚式の靴下とストッキングのマナーで詳しく紹介しています。

女性が避けたい靴

結婚式では、カジュアルに見える靴や、露出の多い靴は避けるのが一般的です。

サンダル・ミュール・オープントゥ

つま先やかかとが見えるサンダルやミュールは、避けたほうがよいとされています。青山のnoteでも、季節感のあるサンダルは、カジュアルなパーティーや二次会以外では避けるとしています。夏の結婚式でも、披露宴ではパンプスを選ぶほうが無難です。

ブーツ・スニーカー

ブーツやスニーカーも、披露宴にはカジュアルすぎるとされています。青山のnoteでは、ブーツもサンダルと同じく、二次会などを除いて避けるとしています。冬の結婚式では、ブーツで会場まで行き、着いてからパンプスに履き替える方法もあります。

ヒールが苦手なとき・妊娠中のとき

ヒールが苦手な方や、足に不安がある方は、無理に高いヒールを履かなくてもよいとする解説もあります。先ほどのCLASSYの記事では、ポインテッドトゥやビジュー付きなどドレッシーなものなら、ペタンコ靴でも問題ないとしています。飾りのあるデザインや光沢のある素材を選ぶと、ヒールがなくてもフォーマルな印象に近づきます。妊娠中にお呼ばれしたときの靴は、妊娠中の結婚式の靴で詳しく紹介しています。

男性の靴のマナー

男性の靴は、黒の紐付きストレートチップが基本です。スーツの色に合わせて迷うより、この1足を基準にすると決めやすくなります。

黒の紐付きストレートチップが基本

ストレートチップは、つま先に横一文字の切り替えがある革靴です。マドラスは、結婚式にもっとも適しているのは紐付きのストレートチップで、色は黒だとしています。青山のnoteでも、つま先に一文字の切り替えがあるストレートチップを勧めています。リーガルも、冠婚葬祭どの場面にも使える靴として、一文字のつま先で穴飾り(メダリオン)のないものを紹介しています。

革靴の種類とフォーマル度は、革靴の選び方で詳しく比べています。

内羽根と外羽根

紐を通す部分(羽根)のつくりには、内羽根と外羽根の2種類があります。内羽根は羽根が甲と一体になった形で、外羽根は羽根が甲の上にのった形です。青山のnoteでは、内羽根のほうがよりフォーマルだとしています。リーガルも、冠婚葬祭向けの羽根の形として、履き口がV字型に開く内羽根を写真つきで紹介しています。マドラスは、お通夜や葬儀に履いてよいのは黒の内羽根の紐付きストレートチップだとしています。これから1足選ぶなら、黒の内羽根ストレートチップにしておくと、お葬式などにも使い回しやすくなります。紐の通し方や結び方は、革靴の紐の結び方を参考にしてください。

プレーントゥはどうか

プレーントゥは、つま先に切り替えのない、すっきりした形の革靴です。青山のnoteでは、礼服ではなくダークスーツで出る場合は、プレーントゥでもよいとしています。礼服を着るときや、親族として出るときは、ストレートチップを選ぶほうが安心です。

男性が避けたい靴

男性の場合、次のような靴は披露宴では避けたほうがよいとされています。

  • 穴飾りのあるウイングチップ(青山のnote、マドラス)
  • 紐のないローファー(青山のnote)
  • ショートブーツを含むブーツ
  • スニーカー
  • ワニ革など、動物の皮や毛を強く印象づける素材(マドラス)や、アニマル柄

茶色の革靴は、青山のnoteでは、明るめのスーツで出るカジュアルなパーティーや二次会ならよいとしています。披露宴に出るなら、黒を選ぶのが無難です。

二次会・カジュアルな会のとき

二次会だけに出る場合や、レストランでの会費制パーティーなどは、披露宴より自由度が上がります。女性は、サンダルやオープントゥを許容する考え方もあります。男性も、茶色の靴やローファーなどを合わせる方法があります。マドラスでも、くだけたパーティーではローファーやウイングチップも合うとしています。

ただし、どこまで許されるかは、会の雰囲気によって変わります。招待状にドレスコードが書かれていれば、それに従うのが基本です。迷ったら、披露宴と同じ基準の靴を選んでおくと、場から浮きにくくなります。

当日までの準備

靴を決めたら、当日に困らないよう準備しておきます。新しい靴は、足になじむまでに時間のかかることがあります。

  1. 新しい靴は、前もって家で履いてみる

    当日に初めて履くと、思わぬ場所に当たることがあります。家の中で少し歩き、当たる場所がないか確かめておくと安心です。

  2. 革靴は前日までに磨いておく

    つま先やかかとだけでなく、ソールのふちの汚れも見ておきます。磨き方は革靴の手入れ方法で紹介しています。

  3. 履き替え用の靴と絆創膏を用意する

    会場までは歩きやすい靴で行き、着いてから履き替える方法もあります。荷物はクロークに預けられるか、事前に確かめておきます。靴ずれに備えて、絆創膏も小さなバッグに入れておくと安心です。

よくある失敗・注意点

結婚式の靴で、ありがちな失敗をまとめました。

  • 当日に新しい靴をおろし、披露宴の途中で靴ずれする
  • 夏だからとサンダルで出て、まわりから浮いてしまう
  • 黒の靴・ドレス・バッグをそろえ、喪服のような印象になる
  • 男性が普段のビジネス用のウイングチップやローファーで出る
  • 革靴が汚れたまま、ソールのふちやかかとの傷みに気づかない

靴ずれが心配な方は、靴ずれしにくいパンプスの選び方で、当たる場所別の対策を紹介しています。

よくある質問

黒のパンプスで結婚式に行ってもいいですか?

つま先とかかとが隠れる黒のパンプスなら、結婚式でも使えます。ドレスやバッグまで黒一色にすると、喪服のような印象になることがあるため、小物やアクセサリーで明るさを足すのがおすすめです。

結婚式にフラットシューズはマナー違反ですか?

ドレッシーなデザインならフラットシューズでもよいとする解説もあります。光沢のある素材や飾りのあるものを選ぶと、フォーマルな印象に近づきます。

男性は茶色の革靴でもいいですか?

披露宴に出る場合は、黒を選ぶのが無難です。明るめのスーツで出るカジュアルなパーティーや二次会なら、茶色の靴でもよいとする解説もあります。

二次会だけ参加する場合、サンダルでもいいですか?

会の雰囲気によっては、サンダルを許容する考え方もあります。招待状のドレスコードを確かめ、迷ったら披露宴と同じ基準のパンプスを選ぶと安心です。

まとめ

結婚式の靴は、女性はつま先とかかとが隠れるパンプス、男性は黒の紐付きストレートチップが基本です。サンダル・ブーツ・スニーカーなど、カジュアルに見える靴は披露宴では避けると安心です。ヒールの高さや革素材の扱いは考え方が分かれるため、迷ったら無理なく歩けて、上品に見えるものを選びます。

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